導入事例

ご利用の企業様の声

AI(人工知能)による回答自動生成機能により業務工数を50%以下に削減できユーザー対応の体制強化に繋がりました

October 3, 2025

株式会社ハンモック
GLUE事業本部 カスタマーサクセス部 顧客支援1課 主任
伊藤 弘朗 様

導入前の課題

  • カスタマーサクセス部門が、通常のユーザー問い合わせに加え、セキュリティチェックシートの回答業務も担当しており、業務負荷が集中していた。
  • 専任の回答担当者がおらず、業務に不慣れなメンバーが対応に時間を要していた。
  • 顧客数の増加や定期的な回答依頼の増加に伴い、現場の工数が逼迫していた。
  • 従来はFAQデータベースをキーワード検索して回答を作成しており、手間と時間がかかっていた。

導入後の効果

  • AIによる回答案の自動生成により、セキュリティチェックシート回答業務の工数を50%以上削減
  • 質問を投げ込むだけでAIが回答と出典を即座に提示するため、回答案を探す手間がなくなった。
  • 創出された時間で、より付加価値の高い顧客対応に注力できるようになった。
  • 参照データを工夫・整備することで、さらに回答精度を向上させるPDCAサイクルが回せるようになった。

■記事目次

ハンモック様の特長:カスタマーサクセス部門がユーザー問い合わせとセキュリティチェックシート対応の両方担う

導入効果:Conoris Answerの導入後まもなく、業務工数の半分を削減できた

使い倒し術:回答精度を高めていく秘訣は、「トライ&エラー」とデータの整え方にあり

改善要望:多言語対応や回答の構造化など改善要望もあり

株式会社ハンモックは、法人向けソフトウェアメーカーです。 「テクノロジーの力で、未来をつくる新しい体験を提供し、ひとりひとりが輝く社会へ」を掲げ、顧客の課題、ニーズ、困りごとをITで解決するため、今まで世の中になかった機能を実現し、必要な機能を高品質で、スピーディーにかつ適切な価格で提供することを目指しております。

お客様情報

会社名 株式会社ハンモック

所在地 東京都新宿区大久保1-3-21 ルーシッドスクエア新宿イースト3F

事業内容 法人向けソフトウェア(セキュリティ、営業支援、業務効率化)の開発・販売

URL https://www.hammock.jp/

ご担当者 GLUE事業本部 カスタマーサクセス部 顧客支援1課 主任 伊藤 弘朗 様


■名刺管理・営業支援ソリューション「ホットプロファイル」

■名刺管理・営業支援ソリューション「ホットプロファイル」

出典:ハンモック(https://www.hammock.jp/hpr/

■「ヒト」を軸とした情報セキュリティ対策『AssetView Cloud + 』

■「ヒト」を軸とした情報セキュリティ対策『AssetView Cloud + 』

出典:ハンモック(https://www.hammock.jp/assetview/cloudplus/

■帳票設計不要のAI-OCRサービス『DX OCR』

■帳票設計不要のAI-OCRサービス『DX OCR』

出典:ハンモック(https://www.hammock.jp/dxocr/

導入の背景

カスタマーサクセス部門の業務負荷増大が課題に

“組織を強くするIT環境をすべての人へ”をミッションに掲げ、法人向けのクラウドサービスやソフトウェアを提供する株式会社ハンモック。同社の主力製品である名刺管理・営業支援ツール『ホットプロファイル』は、多くの企業で導入が進んでいます。

同社のカスタマーサクセス部では、既存ユーザーからの問い合わせ対応や新規ユーザーのオンボーディング支援に加え、新規・既存顧客から寄せられるセキュリティチェックシートへの回答業務も担当していました。

「私の部署には、製造業、サービス業、金融業と、あらゆる業界のお客様から毎日数十から数百の質問が届きます。レスポンスの速さを意識しつつも、お客様との対話を大切にすることで、新たな気づきや改善のヒントを得ています。」

しかし、専任の回答担当者がいるわけではなく、慣れていないメンバーが対応すると、過去の膨大なFAQデータベースから類似の設問を探し出して回答を作成する作業に、かなりの時間を要していました。

「年々お客様が増えていることに加え、近年は2年目以降の定期点検に伴う回答依頼も増えており、現場の工数をかなり逼迫していました。この状況を打開するために、AIの活用を検討し始めました。」

■ハンモックの3つの理念

出典:ハンモック(https://www.hammock.jp/company/

選択の理由

機能性、価格、そしてAIの性能が導入の決め手に

現場の工数削減という喫緊の課題を解決するため、同社は複数のAI搭載型サービスの情報収集と比較検討を開始しました。

「複数サービスを比較した結果、機能性が一番優れており、価格もお手頃だったConoris Answerを導入することに決めました。」

単に課題を解決するだけでなく、機能とコストのバランスが取れている点が、導入の決め手となりました。

導入後の効果

導入後すぐに業務工数の半減を実現。「Conoris Answerなしでの対応は考えられない」

Conoris Answerの導入後、その効果はすぐに現れました。

「何よりAIの性能に感銘を受けました。弊社のデータをConoris Answerに登録した後の実務面での回答精度は、体感で6~7割と非常に質が高いと感じています。私のチームメンバーも『質問を投げ込むだけで、回答と出典がすぐに出る機能がよい』と話しており、現場での評価も高いです。」

これまでキーワード検索で一件一件探していた作業が、AIによる自動回答に置き換わったことで、業務プロセスは劇的に改善されました。

「体感値ですが、業務工数は最低でも半分は削減できました。 導入前は、わかりにくい質問文だと回答にさらに手間取っていましたが、導入後はAIが即座に回答案を生成してくれるので、調べる手間が完全になくなりました。今ではConoris Answerなしでの対応は考えられないほどで、感謝しかありません。」

今後の展望と活用のポイント

データの工夫とトライ&エラーで、さらなる回答精度向上を目指す

ハンモック様では、導入効果に満足するだけでなく、さらなる活用を目指してPDCAを回し続けています。その秘訣は「データの整え方」にあると伊藤様は語ります。

「Conoris社の担当者からのアドバイス通りに参照データを入力しただけでも高い精度でしたが、社内規程や過去の回答内容を調整する作業を繰り返すことで、回答精度はさらに高まりました。」

この工夫について、Conorisの代表である井上は次のように語ります。

「伊藤様は、『AIがどのような回答を出力するか』を予測し、実務で使いやすいようにデータを追加・修正されていました。CSとして顧客対応に熟練されているだけでなく、どのようなインプットをすればAIがうまく機能するかを見抜くスキルが非常に高いと感じました。そのトライ&エラーを臆せずに重ねられたことが、成功の大きな要因だと考えています。」

最後に、今後の展望について伊藤様はこう語ります。

「今後は、回答の精度をさらに高めるため、元となる回答案集のデータを継続的にブラッシュアップしていきたいです。ITベンダーであれば、どの企業でも活用できるポテンシャルがあると感じています。」

―貴重なインタビュー時間ありがとうございました。

直近では、Conoris Answerのマスタ作成機能をリリースしました。これによりSaaS系以外の受託開発を行なうIT系ベンダー様からも引き合いをいただいていますので、皆さまぜひお試しください。

これからもConoris Answerをよろしくお願いします。 

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